トマトの食べすぎは危険?健康効果と知っておきたい5つのリスク、カロリーも解説
「トマトはヘルシーで太らないから、いくら食べても大丈夫!」そう信じて、毎日たくさん食べていませんか?
確かに、トマトはリコピンをはじめ栄養素が豊富な、素晴らしい健康食材です。
この記事では、トマトの驚くべき健康効果を再確認しつつ、食べすぎによる意外な対処や、気になるカロリー、1日に食べるべき適量について解説します。これを読んで、あなたも今日から安心してトマトを食べられます。
トマトの驚くべき健康効果をおさらい!
1.リコピンの強力な抗酸化作用
トマトの鮮やかな赤色の元であるはリコピンは、非常に強力な抗酸化作用を持つ成分です。 その力は、ビタミンEの100倍以上とも言われ、肌のシミ以上やシワの原因となる活性酸素を除去し、美肌やアンチエイジングに効果が期待できます。
2. 食物繊維で腸内環境を改善
トマトには食物繊維も含まれており、腸内環境を整える働きがあります。便秘の解消や、体内の不要な老廃物の排出(デトックス)を助けてくれます。
3. カリウムでむくみ解消
カリウムは、体内の余裕のある塩分を排出する働きがあります。塩分の摂りすぎによるむくみが気になる方にとって、トマトは心強い味方です。
4. ビタミンCで美肌効果
ビタミンCは、コラーゲンの生成を助ける働きがあり、ハリのある肌を保つのに欠かせません。 トマトに含まれるビタミンCは、リコピンとの相乗効果で、美肌づくりをサポートします。
気になるトマトのカロリーはどれくらい?
「トマトはダイエットにいい」とよく聞きますが、実際のカロリーはどうですか。
- トマト1個(中玉、約165g) あたり:約33kcal
- ミニトマト1個(約10g) あたり:約3kcal
- トマト缶1個(400g) あたり:約84kcal
- トマトジュース1杯(200ml)あたり:約37kcal
このように、トマトは水分が多いため、非常に低カロリーな食材です。 ただし、カロリーが低いので、いくら食べてもいいわけではありません。
「トマトの食べすぎ」でとりあえずうる5のリスクとは?
健康に良いトマトでも、過剰に摂取すると体に悪い可能性があります。
消化器系の不調
トマトにはクエン酸やリンゴ酸が含まれており、特に未熟なトマトを大量に食べると胃酸の分泌を刺激し、胃痛や胃もたれ、下痢をすることがあります。また、トマトの皮は消化しにくい食物繊維であるため、食べすぎると消化不良の原因となることもあります。
体を冷やしやすい原因に
トマトは水分を多く含み、カリウムが豊富です。 カリウムには利尿作用があるため、尿とともに体内の熱も排出され、体を冷やすことにつながります。 特に冷え性の方は、生のトマトを大量に食べるのは控えた方が良いでしょう。
「リコペノミア」による肌の変色
リコピンを過剰に摂取しすぎると、手のひらや足の裏など、皮膚が黄色っぽく変色する「リコペノミア」という症状が稀にあります。健康に害はありませんが、気になる場合は摂取量を減らしましょう。
腎結石のリスク
トマトにはシュウ酸が含まれています。シュウ酸は体内でカルシウムと結合し、腎結石の原因となることがあります。腎結石の既往がある方や、なりやすい体質の方は注意が必要です。
アレルギー症状
トマトには、花粉症の原因となるアレルゲンと似たタンパク質が含まれているため、スギ花粉症の方は、生のトマトを食べた際に「口腔アレルギー症候群」が発症することがあります。口の中のかゆみ、喉のイガイガ、唇の腫れなどの症状が出た場合は、摂取を控えましょう。
トマトの1日の適量はどれくらい?
厚生労働省では、トマトを含む緑黄色野菜の1日の摂取目標量を120gとしています。これをトマトに換算すると、以下のようになります。
- 中玉トマト: 1〜2個
- ミニトマト: 10〜15個
リコピンの1日の目安摂取量が15〜20mgであることから、この程度の量が適量とされています。 まずは毎日たくさん食べるのではなく、適量を継続して摂ることが、健康効果を最大限に引き出すためのポイントです。
【症状別】食べすぎかも?セルフチェックリスト
以下のような症状に心当たりがある方は、もしかしたらトマトの食べすぎが原因かもしれません。
- 最近、お腹が壊れやすくなった
- 胃もたれや腹痛を感じることが増えた
- 体が冷えやすくなったと感じる
- 肌が黄色っぽく見えてきた
- 生のトマトを食べると口の中がイガイガする
トマトを美味しく、健康的に食べるコツ
トマトの健康効果を最大限に引き出すためには、食べ方に少し工夫が必要です。
-
加熱してリコピン吸収率アップ:リコピンは油と一緒に摂ったり、加熱したりすることで、体への吸収率が一気に上がります。トマトソースやスープ、炒め物にするのがおすすめです。
リコピンの驚くべき効果とは?健康と美容をサポートする秘密に迫る!
- バランスの良い食事:トマトだけでなく、他の野菜や肉、魚などもバランスをよく摂ることで、栄養の偏りを防ぎます。
- 【バランスの良い献立の作り方】
よくある質問(FAQ)
Q1:トマトジュースは飲みすぎても大丈夫ですか?
A: トマトジュースは手軽にリコピンを飲めますが、濃縮タイプは塩分や糖分が含まれている場合があるため、飲みすぎには注意が必要です。1日コップ1杯程度を目安にしましょう。
Q2:トマトをたくさん食べると太りますか?
A: トマト自体のカロリーは低いですが、食べすぎれば当然カロリーオーバーにつながります。また、体を冷やすことで代謝が落ち、太りやすい体質になる可能性もゼロではありません。
Q3: 食べすぎた後、どうすればいいですか?
A: 消化不良や胃もたれを感じる場合は、しばらくトマトの摂取を控えて胃腸を休ませましょう。体を温めるスープや温かい飲み物を摂るのも効果的です。
Q4: トマトは生と加熱、どちらが良いですか?
A:どちらにもメリットがあります。生で食べればビタミンCを効率よく摂れ、加熱すればリコピンの吸収率が上がります。目的に合わせて両方取り入れるのが理想的です。。
まとめ
トマトは、低カロリーで栄養価が高く、美容と健康に欠かせない素晴らしい食材です。
本日から「ミニトマト10〜15個」を目安に、トマトを食生活に上手にご利用いただき、健康で美しい毎日をお送りください。
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