出し惜しむほど旨い愛知県のミニトマト「出汁推し実(だしおしみ)」とは?
はじめまして!
愛知県の渥美(あつみ)半島でミニトマトを栽培している「渥美半島とまとランド」の小川浩康です。
私たちが作るミニトマト『出汁推し実(だしおしのみ)』を食べてくれた人が、思わず笑顔になってくれる。そんな光景を想像しながら、日々トマトと向き合っています。
この少し変わった名前のミニトマトには、「出し惜しみたくなるほど旨い!」と自信を持って言え、たくさんのこだわりと、僕自身の人生を懸けた想いが詰まっています。
今日は、その物語を少しだけお話しさせてください。
甘さより「旨味」。
私たちはミニトマトを作る上で、心に決めた一つの大切な方針があります。 それは「甘さより「旨味」という想いです。
現在、トマト市場では糖度の高い「甘いフルーツトマト」が人気です。もちろん甘いも重要な要素ですが、一部は「甘さより旨み」をコンセプトに考えました。
これはただ味の好みというわけではありません。トマトが本来ある、あの口の中にじゅわっと広がる濃厚な「旨味」を最大限に引き出すことこそが、本当に美味しいミニトマトだと信じているからです。
「出汁推し実」の美味しい3つの秘密
その「旨み」をどうやって引き出したか。
秘密①:畑に「出汁」を継ぐ
どちら野菜の中でもトマトは、昆布などと同じ旨味成分「グルタミン酸」を元々たっぷり含んでいる代表的な野菜です。
私たちは、そのトマトが持つ本来のポテンシャルをさらに引き出すために、日本の食文化の基本である「出汁(だし)」を素晴らしく思い、ユニークな方法にたどり着きました。
鰹節・昆布・干し椎茸から24時間以上丁寧にとった出汁を、贅沢にも畑のミニトマトたちに与えています。これにより、トマト自体が持つ旨味を極限まで高めることになると思います。
秘密②:地元・渥美半島の恵み「伊良湖温泉水」
トマトと言えば、リコピンなどの栄養素が豊富で、「美肌・美容に良い」野菜としても知られています。
私たちの農園がある渥美半島には弱アルカリ性の泉質で「美肌の湯」として知られる伊良湖(いらご)温泉が湧き出ています。 美容に良いイメージのトマトを、「美肌の湯」で育てています。 この最高の組み合わせは、きっとトマトをさらに元気に、美味しくしてくれるはずだと信じています。
秘密③:ギリギリまで待つ「樹上完熟」
ミニトマトは収穫後にも追熟しますが、本当に美味しくなるのは、太陽の光をたっぷり浴びて、樹の上で真っ赤に完熟した瞬間です。 その間はその一番美味しい瞬間を逃さず、ギリギリまで収穫を待ちます。
美味しいだけじゃない!栄養分析が証明した証明
「本当に違うの?」と思われるかも知れません。そこで専門機関に分析を依頼したところ、驚くべき結果が出ました。
成分 | 一般的なミニトマト | 出汁推し実(最大値) |
---|---|---|
旨味成分(グルタミン酸) | 180mg | 277mg(約1.5倍) |
ビタミンC | 23.8mg | 43.1mg(約1.8倍) |
抗酸化力(βカロテン) | 47.0mgTE | 74.3(約1.6倍) |
※日本食品標準成分表2020年版(八改訂)と比較
「味」が豊富なだけでなく、美容や健康に嬉しいビタミンCや抗酸化力もたっぷり含まれていることが証明されました。
同じように、そして料理で感動を
このミニトマトの旨味を一番感じていただけるには、まずは何もつけずにそのまま、パクっと濃厚な味わいにしてみてください。
そして、旨みが豊富だからこそ、お料理でも主役級の活躍をさせていただきます。 いつものスープや炒め物パスタに使うだけで、まるで出汁を加えたかのようにコクと手間が増し、一皿全体のレベルを代わってくれます。
出汁推し実の「推し」に込めた3つの想い
このミニトマトの「推し」という言葉には、3つの意味が込められています。
- 出汁を「推し」ている栽培方法
- 故郷・渥美半島を全国に「推し」たいという想い
- 出汁推し実を食べて協力してくれる皆様の「推し」のミニトマトになりたいという願い
私たちの挑戦は、まだ始まったばかりです。
「止まらない!」お客様からの嬉しい声が宝物です
ありがたいことに、残りの想いは少しずつお客様に届き始めています。
「トマト嫌いだった2歳の娘が『とまと!とまと!』とおかわりします!」
「味がすごくて、おやつみたいに楽しめません。ひたすら『出し惜しみ』したくなります(笑)」
「料理に使ったら、いつものパスタがレストランの味になりました!」
また、「にっぽんの宝物JAPAN大会」でグランプリをいただくなど、
プロの方々からも評価をいただけたことは、今後の大きな自信と励みになっています。
最後に
一粒の小さなミニトマトに、分のこだわりと情熱、そして故郷への愛をぎゅっと詰め込みました。
あなたがこの『出汁推し実』を口にした瞬間、その濃厚な旨味に驚き、そして笑顔になって頂けたら、私にとってそれ以上の幸せはありません。
こっそり独り占めするか、大切な人と分かち合うか…。
まずは一度、この「出し惜しむほど旨い」物語を、あなたの舌で一度味わってください。